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2009年8月21日 (金)

お昼のB級グルメ(帯広編)

ぱんちょう3

豚丼は帯広の文化と言ってもいほどの・・・というと、少しオーバーかも知れませんが、知名度においても、人気についても申し分なく帯広の名物と言ってもよいでしょう。実際、帯広には豚丼を扱う店がたくさんあります。

なになに、君は今までに帯広で豚丼は食べたことがあるかって?田中要次風に言うなら、「あるよ」ということになります。では、どうして今まで紹介しなかったのかって?う〜む、それは、前回食べた時は、そういう気持ちにならなかったからでしょう。確か、この前、豚丼を食べた時は、後で胸焼け気味になり(こっちの体調のせいかも・・・、というところはありますが)、そんなモンを紹介できるかい、と思ったからだと思います。では、どうして、ここで豚丼かって?それは、今回久しぶりに食べたら、胸焼けにならなかったし、それにうまいと思ったから。ただ、それだけです。

今回は、時間帯も丁度、お昼時でしたし、さらに、帯広から札幌に向かう列車の待ち時間が2時間以上もあったので、どうやって、時間をつぶそうかなぁと考えながら、駅前でボーっとしていたところ、何やら、行列が見えるではないですか。人間の心理というものは、面白いもので行列なんかがあると、どうしてもそこに目がいってしまう。そのうえ、何の行列か分からないうちについつい後ろに並んじゃった、なんていうのはよくあることです。並ばないとなんか損をするんじゃないかって、そんな気持ち、なんとなくわかるでしょう。

行列の先頭がどこかというのは、すぐに分かりました。豚丼の専門店「ぱんちょう」というお店です。帯広にはもう何度も来ていましたから、勿論、お店の名前は知っていました。そりゃあ、有名ですし。そこで、時間もあるし行列に加わってみるかという気になったのです。この時は。でも、豚丼で胸焼けになったら困るなぁ、とちょっと心配ではありましたが・・・。

ぱんちょう1

私が並んだ時、家族連れ、観光客らしきカップル、近くの会社員など12、3人の人が待っていました。実際は、場所取りに1名だけ待っていて、入れそうになったら、後から加わるという組が2組ほどありましたので、実際はもっと多くの人が、前に立ちはだかり(?)ましたが、やはりメニューが一種類しかないということからでしょうか、思ったより回転が早く、30分もしないうちにお店に入ることが出来ました。

どうして、行列ができるか?「それは、豚丼がウマいからだろう」って。そう、理由の一つはそれです。ですが、もう一つ理由があります。それは、お店がとても狭いのです。数えてみたら、6人掛けのテーブルが4つ、4人掛けのが2つ、2人掛けのが2つ。それだけなのです。勘定してみると、最大収容人数34人でした。人気があって、収容数がこれだけなら、当然、外に溢れる。これで納得です。このため、すべてのお客にゆったりとしたスペースが与えられるはずがありません。まず、相席で当たり前という気持ちでお店に入ると良いでしょう。

お店に入ると、かなり年配のウエイトレス(?)が、テキパキとお客をさばきます。食べ物のメニューは、豚丼しかありません。ただ、豚丼にはランクがあります。ランクというのは、うな重なんかのお品書きによくある、松竹梅とかいうアレのことです。一般的には、松が最上級ランクで、次に竹、梅が最も「家計にやさしい」タイプになるのですが、「ぱんちょう」では梅、竹、松の順番になっています。どうして、そうかって?それは、実際にお店に行って聞いてみるといいでしょう。なかなか心温まるいい話が聞けるかも知れませんよ。

ちなみに、私は竹を注文しました。ランクからすると4番目中3番目になりますが、何せ、また胸焼けにでもなったらなんて思うと、大きな丼などとても注文する勇気はありませんでした。決してケチった訳ではありませんので、念のため。それでも運ばれてきたドンブリからは、既に肉がはみ出しているのが見えました。蓋をめくってみると、4、5枚ほどのお肉がご飯を覆っていました。どのお肉も、見た目は結構脂ぎっています。こりゃ、また、胸焼けかな・・・と思いながら、一口食べてみました。しかし、思ったほど脂っこくないなとすぐに気付きました。

それもそのはずで、「ぱんちょう」ではお肉を炭火でじっくりと焼くそうです。ですから、少しこげ目もありますが、おかげで余分な油分が落ちているのです。肉は、十勝産の豚ロース肉。しょうが焼きより厚く、ステーキよりは薄いという厚さの肉を、所謂、ぱんちょう秘伝のたれに漬け込んでから焼く。炭火で炙られて、余分な油を飛ばした肉はとても香ばしく、ジューシー。そのうえ、とてもやわらかい。

さらに、このお肉を下から支えているご飯がまた、ウマいとくる。お米自体も美味しいのだと思いますが、炊き方もすごくいい。丼もの、いや、ここの豚丼にぴったりの固さに炊き上げられています。このご飯に先ほどの秘伝のたれが絶妙にからむ。ツユだくではなく、ほどほどにご飯に浸みているところが、これがまた、そこはかとなくいいのです。

「元祖 豚丼のぱんちょう」は、JR根室本線帯広駅北口から歩いてすぐのところにあります。駅前のロータリーを横切ると、どなたにでもすぐ分かると思います。営業時間は、11時〜19時までで、定休日は毎週月曜日と第1、3火曜日です。豚丼発祥の店として全国的にも有名になったせいで、地元の人のみならず、観光客も結構来ています。ですから、わざわざ並んでまで・・・という方には向かないかも知れません。

メニューは、豚丼のみ。既に触れましたが、最も安い松が850円、竹が950円、梅が1050円で、スペシャルバージョンの華が1250円というラインアップです。その他、お味噌汁が2種類あって、具がわかめの味噌汁が180円、なめこ汁に至っては200円で、これはちょっと高すぎませんか!!という気がします。

たくさんの人が行列をつくる「ぱんちょう」は、帯広・十勝の豚丼の代名詞。十勝産ロース肉を炭火でじっくりと焼いて、秘伝のタレで仕上げた味はなんとも香ばしい。十勝の恵みともいえる最高の豚肉をさらにおいしく食べたいというみなさん、十勝にお越しの節には、「ぱんちょう」さんに行ってみてはいかがでしょう。

(写真先頭は「ぱんちょう」の豚丼・竹)

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